8 points to enjoy RC(who moved the place to RC?)

そんなわけでRCを初めてしばらく立ち、時間ができると近くの公園まで行っては走らせてくるのを繰り返してみて、気付いたことを。

「RCを楽しむ8つのポイント」と題してお送りします。

 

●思ったよりも速い。思ったよりも音が小さくない。

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パワフルパワフルパワフル全開。

理論上はノーマルモーターでも40km/h近く出るみたい。ギュイギュイ走る。

フルスロットルにすると、「ブギュイーーーーーン!!」って唸りをあげて、ちょっとした工事(「ちょっと」のニュアンスはアスファルトの舗装未満、上の部屋がリフォーム中ぐらい)並み。屋内は難しいとして、住宅街の駐車場とかでも音に気を遣う。

 

●広ければ広いほど楽しく、平らなら平らなほどスイスイ走る。

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そんな理由で、広い公園が近くにある者は幸せである。心豊かであろうから…。

「このくらいあればいいかな?」と思った、さらに5割増しぐらいの広さがあるとギュイギュイ動かせる。

土地の成分も大事だと思います。何か所か走らせた所見。

★荒地・凸凹道…障害物いっぱいなのを避けたり乗り越えたり、バギー本来の楽しさが味わえる。反面、機体ダメージ大。

★砂地…砂を巻き上げて走るのがかっこよくて、スピードもぐんぐん出る。巻き上げた砂が本体内部に入り込みやすいので、走らせた後のメンテ必須。

★コンクリートアスファルト…一番ストレスなく、マシンへの負荷も少なく走らせられる。でも上にあげた、障害を乗り越えるような楽しみは少ない(この辺は遊び方次第かも) あと、コンクリートで人通り&車通りが少なくて広々としてて騒音気にせず遊べるところなんて日本にはたぶん少ない。首都圏外郭放水路とか豊洲地下とかいけばいいのか。

 

 

●クルマを動かすには、ものすごいエネルギーがいる。

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キットと同時購入の電池は、単一を8本ぐらい連結させたような大きさのものを5時間近く充電して、ミニ四駆のモーターを3回り大きくしたようなモーターと連結させて走らせる。

それまで単三2本で走るミニ四駆が僕の中での「クルマ」だったので、こんなおっきい電池だから1時間ぐらいは走るんだろうなと思っていたのだが、実際は15分ぐらいで充電したての30パーセントぐらいのパワーになる。おそらくはモーターの熱とバッテリー低下。

これだけの大きさのものを自然界の中で走らせるにはこんなにエネルギーがいるのかと驚いた。ミニ四駆と比較した際の消費電力とかはもちろん計算すれば出るんだけど、物理的な大きさとか時間とかも実感として大事。それと痛みも。フルパワーで走ってきたのを止め損ねてスネにあたると思わず「プグッ」って言っちゃうぐらい痛い。

スピードはモーターとバッテリーが8割、とミニ四駆の時に学んだのでそのうち改造してみたいけど、排熱については再考の余地あり。

 

 

確か、「歌う生物学」でおなじみ本川教授の著作で『なぜクルマはこんなにも便利なのに、生物界には車輪で移動する生き物がいないのか。自然界は実は車輪に優しくはなく、人間が整備して車輪が便利な環境を作ったのだ』という内容が述べられていたんだけど、今ならそれが大きく納得できる。

「これぐらいいけるだろ」と思ってる凸凹道が助走つけなきゃ、あるいはそもそもまったく無理だったり。普段歩いてる草むらなんて車輪に全く優しくない。「平らである」ということがこんなにも大事で、なおかつ希少だったとは。

 

 

●日常の視点が変わる

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知らないところとか初めてのところを歩いてると、「ここでRC走らせてみてはどうかな」「ここは走らせやすそうだな」「さてどうやって持ってくるか」とついつい考えてしまう。近隣でも、「こんなところに大きい公園があったなんて…!」という新鮮な感動を味わえる。これが存外に楽しい。

ポケモンGOやり込んでるときにも同じようなことを考えはいたんだけど、違うのはその土地全体に目が行くことと、「持ってくる/持ち帰る労力」まで計画に入れなきゃいけないこと。ポケGOは手軽に楽しめて、どっちにしてもそれまで通り過ぎてた場所に目が行くというのはとても味わい深いことだと思う。

両者に共通して言えることなんだけど、夏場の虫は敵である。「年間アリに噛まれた数」は小学5年生の夏の記録、累計20か所を軽く塗り替えた。

 

運動部の部活動バッグみたいなのに一式入れて持ち運べるようにしたので、いずれRCコースなんかでも遊びたいところ。でも遊べる場所の幅があるので、バギーを選んでよかった。都心でラリーカー(オンロード用)の人って、どういう風にして遊んでらっしゃるんでしょ?

 

●友達が欲しくなる

当然ちゃ当然のことをついさっき気づいたのですが、片手に一眼、片手にコントローラーで操縦しながら撮影するのはなかなか難しいです。要はハメ撮りと同じですよね。できるひとすごい。

どっちかは人に預けたくなります。あと、友達と一緒なら競争とかもきっと楽しいと思います。

 

 

あっ、ところでこの記事に出てくる数字はぜんぶ主観に基づいた適当なものです。

the only reason why I started the RC.

きっかけは何だったんだろう?1つではない。

小さいころにミニ四駆目当てで「タミヤRCカーグランプリ」観てたとき、RCゾーンの部分は完全に別枠というか、大人の趣味というイメージがあって。

すげえお金がかかる とか、 そもそも自分で作るの?マジで?!作れんの? とか。

手が届かないけどいつかやりたい、みたいな気持ちをどっかにしまい込んで10年経って。

 

程よく寝かせた最近になって、「そういえば普通自動車の免許持ってなかったや」ということに気づいた。そう、こいつ持ってないんです。大きな理由は、ゲームとかで負の感情溜めやすいからあんまり運転に向かないと自己分析してたのと、右と左の判断がとっさにできないこと。他にも視力とか運動能力とか遵法意識の欠如とかそういうの言い訳にしながら逃げ続けてきたんですけど、とある時クルマ好きの先輩に「運転に必要なスキルって何ですか?」って聞いたら、「……怒りの精神かな」って言われて。

そんなフォースの暗黒面みたいなエネルギーで動くのかいって思ったんですけど、その力なら多分僕にもあるのでよっしゃ動かせるなと。そういう感情をコントロールしないで運転して大丈夫なのかと心のモヤがすっと晴れて。ただ、クルマがどういう仕組みで動いてるのかよく考えたらまったく知らない。

漫画版パトレイバーか何かで同じこと言われてた記憶があるんだけど、ペダルを踏めば仕組みが分からなくてもマシンは進むっていうの不安じゃないですか?僕はそういうのがどうも不安でならないんです。

免許取るにせよ取らないにせよ、クルマの原理原則はきになる。そして、仕組みを理解するためには、自分で作ることだ。よし、RCだ!

 

そんな理路整然と考えてはきっといないけど、それでも何となく、いつの時でも大体の行動原理に「知りたい」が隠れてるのは多分間違いない。

最初の機体はアバンテmk.IIを選んだ。

ミニ四駆は第2次ブーム真っただ中を経験しているレツゴー世代で、自分たちのマシンと言えばマグナムとソニック、アバンテといえばちょっとお兄ちゃんのイメージだったり、タミヤを代表するレジェンド級の印象。他でたとえるとマクロスF世代にとっての初代だったり、SEED~鉄血世代にとってのZガンダムとかそんなところに位置するのだろうか。

そんな憧れやちょっと背伸びする気持ちがあったのと、あと重要なのがコレ。

みてみて。

むき出しになってるフロントのダンパー。無骨でかっこよくないですか。

この荒々しさに、旧サイクロンに似たカッコ良さを感じ取ってしまった。

初めて作るもの、かつ動かして遊ぶものなのでネジ止めの強さに戸惑いつつ。それでも説明書見ながら進めるだけで、どの部分がどういう役割を果たしているのかは何となく理解できていく流れになっている。つくる楽しさまで踏まえているのはさすがタミヤさんであり、クルマというものの構造的なシンプルさにも驚かされる。

 

唯一、「デフ」というものの存在をこの作業を通して初めて知った。造ってしばらくは何の役割を果たしているのか全然わからなかった。(いまでも説明は一通り頭に入れたけどピンとはきてない。)

 

あとRC的にびっくりしたのが、電子制御的な、いわゆる基盤を持ったメカ部分というのは1つ2つしかないところ。メンテしやすそう。

 

サイクロン的な部分に惚れたので、車体もリスペクトの意味を込めてサイクロン風に仕上げてみる。

ボディはコンビニで買うロールケーキを乗せてる容器みたいな素材(ポリカーボネート)でできていて、軽くて曲げに強い。その分塗装にも専用の缶スプレーを使わなきゃいけないんだけど、サイクロン風の色(黄色味のかかったホワイト、シャインレッド)はタミヤスプレーのシリーズに存在しない。

他のメーカーさんから出ているの使うか、スプレーの基本色を皿にとって混色したあとエアブラシで吹くかというのがセオリーっぽいけど、スプレー一本が普通の瓶塗料2本分以上の値段するので、迂闊には手が出せない。むむむ。

悩んで調べまくってたら「アクリル絵の具薄めて吹いても大丈夫」というのが引っかかって、半信半疑で溶かしてエアブラシで吹いてみると意外や意外、ひび割れ溶けだしまったく無くきれいに乗る。お値段もリーズナブルで他のプラモデル・ネイル等にも使えるので賢い選択をしました。(裏打ち用にシルバー・ブラックのみスプレー)

 

ボディ買うのってお1人、年に多分2~3体ぶんぐらいじゃないかなとすごく勝手に思ってて、それに対してポリカスプレー1本の量って全然余らせちゃう量だし、皆さんどうしてるんでしょ?

もったいない精神と消費者側のコストにのみ立脚してる意見ではあるけど、なんか、うまくシェアできればいいのにと思ってしまう。模型ファクトリー的なみんなで使える共同スペースに、みんなで使えるスプレーが置いてたりとか。

サイクロンリスペクトなのでシール造って手印刷。ほか、それっぽいロゴとかも作ってみる。このあたりはThe first版のサイクロン号意識もちょっとあり。

 

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そして完成したのがこちら。

3号に用意された、オンロード用のトライサイクロン(新サイクロン的ポジ)に対して、オフロード用、旧・改造サイクロン的ポジションのマシンという位置づけでどうでしょうか。

汚れれば汚れるほどカッコよくなる、そういう意味でもサイクロンをモティーフに選んだのは正解だったかも。でもメタリックブルーのボディも捨てがたいんスよねぇ(2台目買うフラグ)

L'OEIL DE SHINJUKU

もう2~3年ぐらいになりますかね。だいぶ前からカメラのセンサー部(フィルムの役割をする部分)にごみが入っちゃってて、クリーニングに出したいなァと思ってたんです。

自分でできないわけじゃない部分じゃないけど、なにせ心臓部で傷付いたら一発アウト。一人でできるもんしたいやっすいコダワリのためにいじるにはリスキーすぎるで。

 

ちょうどブツ撮りに使ってるタムロン90mmマクロが故障して修理してもらったところだったので、こっちもメンテナンス時期かなと考えてキヤノンのSCに行ってきました。

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西新宿、都庁付近の摩天楼の一階にそれはあるのです。昭和特撮のロケとかでおなじみのところ。「ついで」がないので行こうと思わないとホントに行かない。

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銀行の窓口みたいな流れで手続きしてもらい、カメラを預ける。3つあるプランのなかから最低限のプランを選び、3~4時間で終了、受け取れる感じでした。いつか最上位プランでオーバーホールしてもらうんだ。

「この辺重点的に掃除して」という要望にもご対応いただき、すっかりご機嫌に。また一緒にいろんなものとろうぜ。

 

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長い歩道を抜けて新宿駅まで。未来の乗り物感が強すぎて、おっきめの電気屋さんとか大量買い前提のスーパーでカート使うように設置されてるとなんかガッカリするでおなじみのやつ。

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動く歩道が終わって少し歩いたところで待ち構えている、スバルビルの新宿の目。

でっかい眼というシンプルなモチーフに、岡本太郎イズムを感じる。生命力とでも呼べばいいのだろうか、不思議な威圧感があるよね。

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みているぞ

 

 

最近は一時期に比べてあんまりしていなかったのですが、カメラ持ち歩くとやっぱ楽しいですね。肩まわりに痛みきちゃったり大きさの問題だったりで取り回しに不便を感じることも少なくはなくって、普段使いにミラーレスとかハイエンドコンデジの追加も考えることも正直あったりして。

でもやっぱりシャッターがおりるあの音と感触だったり、重いもの持ってるがゆえに折角だからと普段ならしないことしてみたりする、この不便さも含めての楽しさがあって。日常の中のちょっとした違和感ってお好きじゃないですか?僕は好きです。

 

Your lightsabers will make a fine addition to my collection.

7月に出たバンダイスターウォーズプラモ、グリーヴァス将軍。
インサート成形(1パーツが複数重なって作られてる)によって、腕は1パーツを切り出すともう動いたり色分け、合わせ目ほぼ完ぺきだったり超技術の塊。
一部ABSで溶剤によっては割れも心配で、塗装は悩むところなんだけど濃いめのサフさっと吹いて、あとは割れないように祈りながら塗ることにしました。


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1パーツの瞳は設計したひとに敬意を払い、塗りはクリアーでツヤ出しさせるだけに。
内臓はタミヤのアクリル絵の具。かぶせちゃうと見えなくなるけどこだわりたくなるポイント。

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クリアグリーンのままだとおもちゃっぽいので、ターナーのアクリル絵の具「玉虫色 赤・黄緑」で塗りました。虫っぽいし。
透明っぽさは生かしつつ偏光色も出しつつしたかったんだけど、中途半端になったような気も。むずかしや。

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白の部分はひび割れとかヨゴレが特徴的なので、黒を塗った後に真綿をかぶせてホワイトを吹く、大理石模様風の塗装。
真綿が絡みついたためにざらつきがちょうどいい感じに使い込んでるっぽくなったけど、やりようによってはもっときれいにマーブルっぽくもできると思う。要研究。
ライトセーバーは根元から刀身にかけてめっちゃ薄くホワイト吹いて、発光してるっぽく。
黒鉄色は上から銀でドライブラシ叩きました。

慣れてるガンプラと違って、どのパーツがどの部分になるか組み立ててるときはいまいちピンと来ず、まさしく立体パズルな感じで、これはこれでワクワクする。
後ハメ塗り分け必要なく色も少ないために一気にやれちゃうので、塗装は全行程2日くらいでやれちゃいました。

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腕の可動は90度が限界なので、咳込んで口に手を当てるようなポーズは難しいかも。マントは不織布。
背筋曲げてる、この小物感がすき。

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怪魔ロボっぽさがあり、どうにもこう、「じゃあくな将軍につかえたのが おまえの不幸だ」って太陽の子を登場させたくなるような。

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ゆ゛る゛さ゛ん゛